2年で売上を10倍にしたポイントは
サービスメニューの関連づけと目標管理
松本市で鍼灸治療院を経営するU様。
初めてお会いした時は訪問診療を軸にお仕事をされていました。ご実家の治療院を手伝いながら、独自の道を模索されていらっしゃいました。しかし訪問の移動に時間を取られ利益率が上がらず、具体的な特徴も見えず開業して4年間低空飛行だったとお聞きしました。
U様の出来ること(診療に関して)お聴きして驚きました。
それは鍼灸だけでなく、整体やセラピー、カイロプラクティックや東洋医療の知識も豊富に持ってらっしゃる。出来ることはたくさんあるのに、全てのサービスが断片的で生かされていない状態だったのです。
ご提案させていただいたことは、利用者様の目的を軸にして目的別に診療メニューを組むこと。売り手側の論理ではなく利用者の目的に焦点を当てることでした。
また毎月の経費から損益分岐点を割り出して、明確な目標を年間ベースで組むことと目標管理のアイデアをご提案し、そのためのツールをご用意させていただきました。
元々生真面目なU様はコツコツと実践され1年後には6倍の売上高に。2年目には10倍の目標をクリアされたのです。
その後も新規開拓とリピーター確保のバランスをいかに考え実現するかなど、常に現在地を確認しながら次のステージに進ための課題に取り組まれています。
リフォーム会社の営業は顧客の共有で!
コラボレーションの本当の意味と価値。
以前より広告制作をご依頼いただいていたリフォーム会社のY様より、新しい販売チャンネルを開拓したいとのご相談をいただきました。
なかなか簡単に答えをご提示できずにいましたが、ふと思いついたのは結婚式場とのコラボレーションでした。コラボレーションをご提案させていただいた結婚式場は地域でも有力な式場で、年間挙式数は300組以上。年に2回ブライダルフェアを開催し、毎月相談会を開催していました。具体的にはフェアや相談会の会場にリフォーム相談コーナーを設けることです。プロポーズの後に出る会話はいつ結婚するかに次いで、どこに住むか?長男か次男か?アパートか同居か?と暮らし方についての話題です。結婚式場を探すときには住居の話題も既に検討に入っているわけです。さらに式場が決まれば衣装選びや引き出物の手配など頻繁に式場に通い打合せを行うのですが、ご両親が同席される機会もあるのです。そしてこの式場でご結婚されるお家の同居率は30%とお聴きしていました。
同居であれば家の中をリフォームする確率も高く、ご両親の資金援助も期待できる。
会場で提案から現場調査のアポイントまで取れれば、話しが早いはず。
闇雲に広告費をかけて折込チラシをまくよりも、ニーズのある場所でアプローチする方が効果的であることは言うまでもありません。
結婚式場も好意的にコラボレーションを承諾され、年間3億円程の受注が1年後には12億円にまで成長されたのです。